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私の東京オリンピック感動シーン [◆徒然なるままに 「自分らしく生きる」]

 東京オリンピックが決まってから、スポーツ好きの私は、その時をずっと楽しみに待っていました。

 1つの試合、1つの競技も楽しみに見ていますが、オリンピックのように毎日複数の競技が行われることは他にはありません。この期間中は私にとって天国のような時なのです。

 勿論チケットの予約も周到に準備を始めたのですが、問題は夏期講習と被ることです。

 オリンピックが向こうから東京にやってくるこの絶好の機会を逃すと、オリンピックを生で見るためには海外に行かなければならないと思うと必死でした。

 講習と被らない日時の競技を選び応募しました結果、何と4競技に当選!

 しかし、無情にも無観客となり、生でオリンピックを見ることが出来なくなりました。

 競技も見ていませんし、選手も関係者も一切見ることが出来ず、本当に東京でオリンピックが開催されたという実感も湧いてきません。近所でオリンピック競技が行われていたはずなのに・・・。

 学習塾の仕事は5時間ずれていると言われることがあります。9時~17時の勤務ではなく、14時~22時勤務と言うことです。

 ですから、海外でのオリンピックは時差の関係で真夜中に競技が行われることも多く、LIVEでテレビ観戦できる学習塾の仕事は、私にとって好都合であり、「学習塾っていいなぁ」と思う時でもありました。

 ところが、東京オリンピックは真夜中に決勝は行われず、常にデイリーハイライトが流れている状況でした。

 もう既に終了している競技を、「まだ終わっていない」と言い行かせて、ビデオやNHKプラスで見る努力もしました。

 しかし、情報は聞こえてきてしまうもので結果を知ってしまうことも少なくありません。

 ビデオを撮っても時間通りに始まらず、試合の半分以上が撮れていなかったり、NHKではメダル獲得時に上部に「○○金メダル獲得」と速報が出てしまい結果を知ってしまったりして、結果を楽しみに見ることが出来なくなります。

 ということで、オリンピックを「お家でテレビ観戦」は殆どできませんでした。

 講習で疲れている中で日々の唯一の楽しみであるオリンピックは、ご近所開催でチケットも当選したのにも関わらず見ることが出来ず、時差が無いためテレビでLIVEで見ることすらできませんでした。

 あんなに楽しみにしていた東京オリンピックは何だったのだろうと思い泣けてきます。


 ところが、帰宅してテレビをつけたら、たまたま野球の決勝をIVEでやっていた日がありました。

 途中経過も何も解りませんでしたが、日本が2-0で勝って9回表、栗林投手がマウンドに立っていたのです。

 そして、最後の打者を打ち取り優勝の瞬間を見ることが出来ました。

 「やっぱり生が一番」と思い見ていると、本当の感動の場面はその後にありました。

 試合が終了し、観客がいないにも関わらず、日本の選手が一列に整列してスタンドに一礼、さらに振り返って雨の下のベンチに向かって一礼。するとアメリカのソーシア監督が、選手たちにベンチから出てくるように促し、自ら稲葉監督と握手しました。

 すると日米の選手が次々と握手を交わし、互いにリスペクトする場面です。

 試合経過も何も解らなかったのですが、日本の選手の礼と選手同士の握手の光景、思いっきり泣きました。

 やっぱりスポーツは最高ですね。



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