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あぶない! [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 先日、歩道を歩いていた時のことです。

 車道側から、突然自転車が歩道に乗り上げてきて私の10cmほど前を通過しました。

 自転車に乗っていたのは、小学生低学年の男の子でした。

 すぐ後ろから、これも自転車に乗って歩道に入ってきたお母さんは、私の後ろを通過しました。

 母子に挟まれるような形となり、私は立ち止まっていました。

 お母さんが私に向かって後ろから、「すいません」と声をかけてきました。

 そして、その後わが子に向かって

 「あぶない!」

 母子はそのまま去っていきました。


 その時思ったことですが・・・

 その子はお母さんに、「前をしっかり向いて自転車に乗らないと、人とぶつかったら危ないじゃない」と言うメッセージを受けと思いました。

 でも、「周りに注意をして自転車に乗らないと、人とぶつかって迷惑をかけるじゃない」ではないではないかと思うのです。

 一緒にいたお母さんの責任として、「申し訳ありません。お怪我は有りませんでしたか」と謝罪があり、子供に対しては、「人に迷惑をかける」と指導することではないかと思いました。

 今回の出来事で、「あぶない!」と子を注意(叱る)ことは、注意された子の立場で考えると、人とぶつかることは、相手に迷惑をかけるからではなく、自分が危ないからいけないことなんだと、頭にインプットされたと思います。

 すると、今後その子は成長の過程で、自己中心的な性格で、相手に迷惑が掛かっても自分が良ければ良いという人間に向かっていくことを想像してしまいました。


 大人の言葉は子供を変えていきます。

 子は親の鏡なのです。

 今も、赤信号を渡る親子を見るとドキッとします。

 しかし、親は子供に気をつかい、言動や行動に注意しなければいけないと考えると、気が重くなります。

 だからこそ、人は子供が見ていなくても普段から、他人への感謝の気持ちと思いやりを持って生きていくことかなと思います。


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