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中3生の夏前の試験は最重要 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

高校受験を目指す区立中学3年生は、学校の内申点が高校受験に関わります。

都立高校第一志望の人は合否の30%が内申点で決まります。

30%と言うことは、残り70%は入試の得点と言うことになり、入試の得点のウエイトは内申点の2倍以上であり、実力がものを言うことは確かです。※都立高校は、内申点300点+入試700点(500点満点を700点に換算)=1000点として合否を決めます。

だからと言って内申点を無視して試験勉強をしないと、いくら実力があったとしても、試験範囲が明示されている試験では。その時に頑張った人の方が良い得点を取ることになります。


内申点が悪くても実力があれば大丈夫と言う考えは危険です。

中学校の試験勉強をしないでも90点以上取れるのなら「5」となりますから問題は有りません。

しかし、学校の試験で80点台だとすると成績は「4」となります。

オール5とオール4では、都立高校で言うと内申点300点満点で60点の差がつくことになります。60点と言うことは入試の得点500点に換算すると30点分です。

実力が拮抗している受験生の中で30点と言うのは大きすぎる得点です。


日比谷高校などの自校作成校はさらにそれが顕著です。

理科と社会は共通問題ですから、受験生はほぼ90点から100点となり差がつきません。

差がつくのは数学、英語、国語です。

この3教科は自校作成問題で難易度が高くなっています。

実質3教科300点の勝負、平均点は60点前後ですから3教科平均180点です。

30点の差があれば1教科10点換算となるのです。


私立第一志望の人は1部の高校を除いて、学校の内申点が良ければ推薦入試で高校に入ることができます。

一般入試より推薦入試の方が、確実に志望校に合格できるためお勧めです。


このように、学校の内申点は高校受験にとって大切な大切な大切なものなのです。

では、その内申点は中学3年生の成績ということで12月上旬に決定されます。

従って、1学期(前期)の成績も当然含まれることになります。

6月、9月、11月と3回の試験があるとすると、その成績が全て加味されて中学3年生の成績となります。

と言うことは、1学期の成績が「2」の場合、最終的に「3」の可能性は有りますが、「4」以上になる可能性は極めて低い。

逆に「5」を取ってしまえば、最終的に悪くても{4}で収まる可能性が高いということです。

実際に1学期(夏前)の成績から最終的な12月に出る成績を比べると大きな変化は有りません。

9教科で-1~+3と考えておくとよいと思います。5以上アップと言う塾生もいましたが、それは本当に稀です。


従って、夏前の試験で頑張って良い成績を取ってしまうことが高校受験では大切です。

まだ、夏前は難易度も高くない試験であり、他の中3生が本気になっていないところで取り切ることがポイントです。

夏前の成績が志望校合格を大きく左右します。

夏前は成績、夏からは実力重視の学習で志望校合格を目指してください。

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