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休むと損をする授業、参加すると得をする授業 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 一斉指導(=集団指導、グループ指導)の学習塾で、欠席した場合どうなるでしょうか?

 私の考えは「一切フォローしてはいけない」です。補習の時間を設けずに授業で行った単元を知らせて、宿題と共に家庭学習をしてもらうことが、一番その子にとって良いと思うのです。

 以前、授業を欠席した中学生に対して次の授業で解らなくなり困ってしまうと思い補習を行いました。30分程度ですが、次の授業はほぼ支障なく受けることができたと思っています。

 ところが、その次の授業を、その子は欠席したのです。

 私は「失敗した」と思いました。

 その子に補習をしたことで、「欠席しても補習をしてくれる」、短い補習でも次の授業の内容は理解できたことで「休んでも大丈夫」と思ってしまったと考えたからです。

 そうなると、授業の欠席が多くなります。


 我々は欠席の度に補習を入れることはスケジュール的に困難で、補習をした時も時間をやりくりして行ったわけです。良かれと思い、時間を調整して行う補習がその子にとって良くない結果となって行くのです。

 少なくとも、「特別であること」、「宿題は他の人と同じようにやってくること」、「補習を行えるとは限らないこと」を伝えておけば良かったと後悔するばかりです。

 「休んでも大丈夫」、「補習を入れてくれる」と考えるのは子供だけではありません。親も同様に考えてしまいがちで、補習ができない場合は、“苦情”となるのです。

 授業を欠席する→時間を調整して補習を入れる→軽く休むようになる→補習を入れられない→苦情
こうなるともう泥沼です。

 授業を欠席する→時間を調整して補習を入れる→次からは休まないようになる→授業を大切にする
こうなると好転します。


 一斉指導での欠席に対して、欠席の度に全員に補習を入れることは不可能です。

 従って、たとえ補習を入れることができても、補習を行わないと困ってしまうことであったとしても、補習は入れてはいけないのです。

 それは、簡単に授業を休むようになってしまうこと、そして補習を行えない時があるために不公平となることが理由です。

 体調が悪くても無理してくる子もいます。

 天候が悪い中頑張ってくる子もいます。

 だから、補習をすることは不公平なのです。


 私は、休むと損をする授業、参加すると得をする授業を露座しています。

 授業は作品であり、子供たちに最高のものを提供しようと1回の授業に全力投球をと心がけています。

 だからこそ、休んで欲しくない。

絶対に軽く休んで欲しくない。

 補習は最高の授業を行うための準備の時間を割いて行うものです。

 従って、極力補習はしたくありません。


 しかし、自己都合でない欠席、例えば修学旅行や移動教室などの学校行事は、必ず別の日時に授業を設けたいです。

 又、感染症での欠席の場合。新型コロナウィルス感染やその濃厚接触となった場合は、できる限りフォローしたいと思います。

 さらに、一生懸命にやっている子が仕方のない事情で欠席したら放っておけないですよね。

何やかんや書いてきましたが、本当は授業を休んだ子は見捨てたくないというのが本音です。


 しかし、軽く授業を休むことは絶対にしてもらいたくないです。

 授業は大切!授業中に全て身に付ける気持ちで臨んで欲しいし、そうでなければ、どんなに良い授業であっても意味の無いものとなります。

 大切な用事を変更してでも、多少体調が悪くても、授業に来た子は一生懸命に受けます。

 一斉指導の良い点は、授業の日時が決まっているので、それに対して他の都合を排除して授業に参加する。だから、頑張れるのです。(一生懸命な子を目いっぱい応援したい!)

 簡単に欠席できるような安い授業は、これからもしたくは有りません。

 子供たちに応えられるように、全てを授業ぶつけていきたいです。


 でも、欠席する場合は事情をお話いただければ・・・

 やっぱり、私は甘いなぁ。


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