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中学校の定期試験(定期テスト・定期考査)対策を行う塾、行わない塾 [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 高校入試の学習塾で、定期試験(定期テスト・定期考査)対策を行う学習塾と行わない学習塾があります。

 ほとんどの学習塾は試験対策を行っていると思われます。

 なぜならば、高校入試では中学校の内申点(成績)が関わらないことは殆どないからです。

 しかし、私立のトップ校は一般入試で一発勝負となりますので、そこの受験については内申点は関係ありません。

 ただ、浪人の無い高校入試では必ず絶対に受かる高校の受験が必要です。

 その場合、一般入試で他校を受けて受かればいいのですが、万が一を考えると併願優遇入試での確実に1校は合格としておきたいところです。

 併願優遇入試は、他の高校を受験して不合格の場合、各私立高校が提示する内申点をクリアしていれば高い確率で合格となる入試です。

 基準となるのは、3科、5科、9科の内申点で私立高校によって異なります。

 内申点を超越する圧倒的な学力を身に付けてしまえば、その必要もないのですが、そのような中学生は僅かであると考えられます。

 圧倒的な学力をつけるためには、正直なところ中学校の試験勉強は厄介なものとなります。

 試験対策をしている間に先に進んだ方が学力をつけられるからです。

 従って、私立トップ校及び上位校をターゲットとする学習塾は試験対策を行わないところが多くあります。


 学習塾の合格実績の為に、本当は内申点が重要になる中学生にも学力重視を貫くケースが有ります。(※これについては、後日「ここが変だよ、学習塾➂」にて)

 試験対策を行う学習塾では様々な方法を取っているので、学習塾に確認されてください。

 一般的に、
 ■授業の中に組み込む
 ■授業以外に実施→無料補習・有料講座(別コース)・自習(教室開放)で講師有と講師無

 あくまでも私の意見ですが、自習形式の試験対策は先生がついていない場合はお勧めできません。それは、ただの教室開放であり試験対策ではありません。先生がついていたとしたら先生の力量次第かなと思ってしまいます。試験範囲を先生主導で行うことが効率も良く効果もあると思います。

 複数の中学校が通う学習塾では、各中学校の試験日程異なるために、個別指導ならば問題はないのですが、集団(一斉)指導では厄介なものとなります。(※実際にいぶき学院でも9月~10月は1カ月以上に渡り中学校の試験が入れ代わり立ち代わり続きます。それでもいぶき学院では学校ごとの試験対策を行っています。)

 従って、試験対策をしないで済む口実が欲しくなり、「学力をつけることが大切」となるかもしれません。


 現在の状況(成績や学力)と志望校から目標とする学力(偏差値)と内申点を決めて、その為にどのような学習(カリキュラム・学習レベル・試験対策の有無と方法)が適切かを考えてみたいものです。


 学習塾の合格実績は上位校だけではなく、全ての合格校を確認した方が良いと思います。

 なぜなら、上位校を目指していて断念(志望校の変更・不合格)した人に対するフォローができているかどうかで、学習塾の考え方(学習塾本位か受験生本位か)のヒントがあるからです。


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