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「点数が悪い」、「点数が良い」と一喜一憂はキケン [★勉強・受験 「授業・勉強法・受験作戦」]

 前のブログでは成績が伸びない子の話を書きましたが、今回はその続編です。

 学校の試験。「できた」と言っていたのにできていない。

 学校の成績。「頑張った」はずなのに伸びない。予想よりも悪い。

 学校の試験。あまり勉強していなかったのに90点を超えた。

 悪い時でも良い時でも、今後悪い方向に進んで行ってしまうのは・・・“動く”ことです。

 親は子のことが心配でなりません。

 したがって、親は学校の試験結果で一喜一憂することは当然です。勉強内容もだんだん難しくなってくると、答案用紙を見てもどこが問題なのか解らず、目がどうしても得点に行ってしまいます。

 しかし、原因が解らないのに“動く”ことは根本的な解決になりません。

 例えば動かない時計があった場合、原因が解らないと直しようがありません。電池が切れているだけかもしれません。入れ替えたのに動かない場合、電池のプラスとマイナスが逆であることも考えられます。機械的なトラブルならば修理となります。

 悪い時は“動く”ことをせず、原因を探ることが大切です。それは勉強も同じなのです。

 学校の試験で点数が悪い場合も原因は色々考えられます。

 気持ちや精神的な問題・・・やる気がない。授業中寝ている。集中力の欠如。授業中おしゃべりが多い。やるべき課題をやれない。言い訳をする。日本語力の問題。

 学習の問題・・・勉強量が不足している。勉強の質が悪い。勉強をするポイントがずれている。試験範囲を間違えた。学習法に問題がある。ノートが解りにくい。スピードが遅い。

 学習の意識の問題・・・目的がない。目標がない。理由を考えない。解らないと覚えようとする。

 環境の問題・・・家、学校、友人

 学習塾の問題・・・授業がわからない。楽しくない、つまらない。無意味と思う宿題が多い。相談できない。

 原因を見極めて行動をすることをお勧めします。心配ならば、学校やお通いの学習塾に相談すると良いでしょう。

 また、良い時こそ原因を探る気持ちを強く持つことが大切です。

 良い時は悪い時と比べて油断して、原因を探ることを疎かにしがちだからです。

 良い時の原因がわかれば、それを継続していくことができますが、解らないで“動く”と良い原因そのものを止めてしまうこともあり得るからです。

 いきなり結果が良くなり、良かったと思ってはいけません。その原因が究明できないと見えない部分の問題を解決できず、悪い結果に結びつくことがあります。

 我々は良くも悪くも原因を探り続け、悪くならないよう、良い状態を保ち、さらに向上できるようにしていきたいです。

目指すのは目の前の結果ではなく、未来の幸せと一生涯の成長だからです。


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