SSブログ

目に見えないところに大切なモノがある① [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 小学生に多く見られることですが、ノートに答しか書かない子がいます。

 「算数が苦手」という子の方が、「算数が得意」という子よりも、その傾向は強いと感じます。

 計算問題でも問題の式を書かないで答だけしか書かない子もいます。

 式は書いても途中計算が無い子もいます。

 文章題も答だけで、式が書いてあっても文章題として単位を書いた答えが無い子もいます。

 「式はどこに書いたの」、「途中計算はどこにしたの」と聞くと大概「別の紙」と答えます。そして、それは「捨てちゃった」です。

 小学生が途中計算をメモ用紙にやること、欄外にやること、計算を書く欄を創っておいてそこにやること等について私は反対です。

 筆算を書いてせっかく計算をしても、それを消しゴムできれいに消してから答を書く子もいます。それも反対です。筆算は残しておくことが大切です。

 答しか書かない子
 途中式を書かない子

 いずれも答を重視しているところが原因であり、答しか書かない癖がついていることから答重視につながるからです。

 では、答を重視してはいけないのかと言うことになりますが、その子の未来を考えると目の前の正解はちっぽけなものです。

 合っている事、丸をもらう事について、それが自信ややる気につながれば良いと思いますが、適当に書いたらあっていたとか、わかっていないけどできたとかを喜んでいるようだと先は有りません。

 まして、それを大人が「良くできたね」と褒めてしまったら、すごく怖いことが近未来に起きることは明白です。

 目に見える“点数”より、目に見えない“考え”に焦点を当てることで、子供たちの発想や学力が大きく変わって行くと私は思います。



コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。