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話を聞くことが第一 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 授業中、「それでは123ページの4番の問題をやってください。始め!」

 10人ほどのクラスであっても差が付きます。それは理解度とスピードです。

 演習中に何人か良く理解していない塾生を見つけ
「では、一旦やめて話を聞いて。」と演習を途中でやめさせて、肝心なところを説明します。

 ところが、こちらが気になっている塾生、つまりより理解していない塾生に限って、演習をやめずに続けていることが少なくありません。自分が他の人よりも遅れていてあせっていたり、中途半端なので切が良いところまでやりたかったりする気持ちは解ります。

 そうなると、私が話を一番聞いてもらいたい相手が話を聞かず、充分に理解している塾生だけが話を聞くことになり、益々できる塾生と差が広がることになります。

 10分間で余裕を持って終わっている人と10分間でほとんど白紙状態の人がいて、いざ解説となった時、白紙状態の人は不思議と問題を解き続けようとするのです。考えて解らなかったのですから、そこからまた考え続けるより説明をしっかり聞くことの方が、問題の解決につながるはずです。それなのに話を聞くことができません。

 塾だけではなく、学校や今までの生活で、そのような事を続けていたならば勉強はできるようになりません。

 先生が説明を始めたら、とにかく話を聞くことです。話を聞いてその場で理解すること、覚えることが必要なこともその場で覚えてしまうように心がけることです。

 解らないから解るまで考え続けることも大切かもしれませんが、別の見方考え方をすることで解決することがあります。

 黒板を写している間に説明が終わってしまうということも、学力の伸びを妨げます。

 ノートを取ることよりも話を聞くこと理解することが優先です。ノートに書かないと不安になってしまうかもしれませんが、話を聞くことが第一です。どうしても、ノートに写したいなら速く書くことです。写し終わらなければ友達に見せてもらってもいいはずです。

 話を聞くことができる人は伸びる人です。

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