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失敗歓迎 [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 いぶき学院の小学生に
 「失敗はしてもいいんだよね」と聞くと
 「うん」と答えます。
 さらに「どうして失敗してもいいの」と理由を尋ねると
 「良くなるから」

 全員がそのように答えるわけではありませんが、多くの子がそのように言います。

 何もかもうまくいくことは良いことかもしれませんが、多くの危険性を孕んでいます。


 人生は山あり谷あり、谷が続くと本当に危ないことになりますが、山であっても谷であっても、その原因究明と改善していくことを怠ると取り返しがつきません。

 今のやり方を変えて改善していこうと思うのは、明らかに成功した時より失敗をした時のはずです。

 失敗すれば、どうして失敗したのか考え、今までのやり方を変えよう。新しいことをやろうと考える機会が生まれます。何とかしなければいけないからです。

 しかし、成功している時は、今まで続けているやり方を変えることは難しいことです。それは、上手く行っているのだから変える必要はないと思ったり、変える事に対して臆病になったりするからです。

 もちろん一番まずいのは、上手く行っていないのに、そのやり方を継続するあるいは強化することです。

 一番危険なのは、上手く行っている時にその理由が分からないのに動くことです。

 一番良いのは、上手く行っている時にその理由を把握した上で、さらに改善して行くこと、次の一手を打つことです。

 上手く行っている時に、それに気づくことは容易ではありません。

 組織で考えるとトップが、自分を客観的に見る事ができるかどうかがポイントであると思います。

 自分を写す鏡になる人、助言をしてくれる人を近くに置く、外に出て他人の話を聞くという手が考えられますが、いずれにせよ、その人に謙虚な気持ちが無ければどうにもなりません。


 とりあえず、小学生は失敗を怖がらないで挑戦することを大切に考えてもら いたいです。

 そして、失敗から学び改善していくこと、目の前の成功をゴールとならないようにして、本当の夢を叶えるために、失敗しても諦めない人間力をつける指導をしていきたいです。



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