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「勉強ができない」からの脱出Ⅰ [◆教育の役割 「教育は日本を変える」]

 家で一生懸命勉強をしているのに、「勉強ができない」が続いている。たくさん勉強しているのに、定期試験で得点が取れず成績も伸び悩んでいる。友達より時間をかけて勉強しているのに、むしろ成績は下がっている。

 そんな人はいませんか。

 「勉強ができない」から脱出するには、まず原因を特定する必要があります。


 原因その1:学校の授業が解らない。

 「先生の授業に問題がある」、「みんな(友達)も解らないと言っている」と、言ってしまっては良い方向には向かいません。同じ授業を受けて自分より得点の高い人がいるはずです。ですから、何らかの解決策はあるのです。

 先生の授業が解りやすいかどうかは別にして、何があっても授業中に解るようになることが大切です。

 授業中に解らない事を家で自分が勉強して解るようにするには、かなり時間がかかるはずです。しかも、解るようになっても次の学校の授業で、再び解らないということになると、その悪循環を抜け出すことはありません。

 そこで、家庭学習を予習に切り替えることをお勧めします。

 自分で少しでもいいから教科書を読んだり、教科書や参考書から大切なところを抜き出したりしても良いでしょう。

 その上で、授業を受ければ初めて聞く言葉や内容ではありませんから、授業を受けてわかる事が増え、理解が深まる事にもつながるはずです。

 授業が解るようになれば、今まで時間のかかった宿題や問題演習も短い時間で済むようになります。

 本来、復習というのは、理解した事がらを定着させることが目的であって、理解していない事がらを勉強し直すことは目的に合致しません。

 授業で解らない事がらは家に持ち帰らず、その場(学校)で完結させるようにしたいのです。

 そのために、予習をして授業を受けることで、授業が理解しやすくなり、それでも解らない事は質問をすることで解決できれば、家庭学習は学習の定着(復習)と予習を中心にできることになります。

 それが、学習の好循環です。

 そのためには、学校で授業を受けて理解できるだけの予習と、授業中の集中力が重要です。

 疲れて眠ってしまったり、別の事を考えて集中力を切らしたりするのは自分自身の問題です。自分で改善することが必要です。

 又、眠らずに集中力も持続できるのに、話を聞いていないことで解らなくなることがあります。ノートを取る事に夢中で、授業中に一番大切である“授業の理解”ができないと、学習の好循環が形成されません。

 私は授業中に全員が話を聞く体制を取っていることを確認して話をします。授業中に話すことには全て、目的と理由があり、その授業での目標を達成するために、無駄なものは無いと考えているからです。

 そして、理解できた事について宿題を出して定着を図ります。

 原則としていぶき学院の授業の予習はさせません。いぶき学院の授業自体を学校の予習としています。

 いぶき学院で授業を受けて、その復習を家でする。それが学校の予習となり、学校の授業の理解が楽になる。そして、宿題も問題演習も楽にでき、成績アップに結びつくという好循環をつくっているのです。

 「勉強ができない」からの脱出のために大切なのは、“授業が解る”をつくり出すことです。


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